『チンチクリンステッキ』

J('ー`)し＝本当におばさん。上品ぽくは見えない。むしろ騒音おばさんに似てる。携帯に入れてるAAがこれくらいしかないからこれで。


学生ですゥて言ったら「大学生？」て聞かれた。
そうか、そんなに年取って見えるか。それはすまんね。

J('ー`)し「●●●ね、途中の○○○○が今桜綺麗なんだって」
(＾ω＾)「そうなんですか」
J('ー`)し「いいねぇ一人やと気が楽やもんねぇ」
(＾ω＾)「楽ですよー。えーと、何処行かれるんですか？」
J('ー`)し「私はねぇ、ちょっと墓参りにね」
(＾ω＾)「そーなんですか」

J('ー`)し「そっちの方向なら私も会でたまに行くわぁ」
(＾ω＾)「……会？」
J('ー`)し「そう。創価のね」

(＾ω＾)「………」


Σ(＾ω＾;)「創価!？」
(ちょちょちょ創価てあれじゃね？よくスレ立ってるあの怪しげな宗教の!!このおばさん半端ねぇ!!)
隠しもせず言っちゃう辺りこのおばさんはVIPPERじゃないなと思って安心して記事をあげることにした私。そもそもVIPPERだったら創価じゃない気もするけど。

(;＾ω＾)「創価知ってますよ！」
J('ー`)し「創価学会ていうの」
(;＾ω＾)「はははははい」
J('ー`)し「この駅にもね、個人館があるんよ。ほら、あそこの丸い屋根の」
(;＾ω＾)「そうなんですか」(なんてことだ、昔から前を通ってたあそこがそうだったのか…こいつら潜んでやがるな…！)
J('ー`)し「昔はあそこ牛小屋やってね…」 (;＾ω＾)(うお！なんか語り出した！正直もう颯爽と逃げ出したい気なんだけどwふひひww)
J('ー`)し「そうや！アンタも行ったらええわ！」(身を乗り出す)
Σ(;＾ω＾)(　んなっ!？ )
J('ー`)し「若い子もいっぱい来とる。小学生中学生高校生…」
(;＾ω＾)「はあ…」(正直若い子が来てても行きたくないんだが…ていうかこれって勧誘だよな。やばいよな…。)
J('ー`)し「ホンマ楽しいねんで！」
(;＾ω＾)(でもせっかくの機会だから色々聞いとくか。ネタにもなるかもしれないし)
(＾ω＾)「具体的には何するんですか？」
J('ー`)し「私はねぇ友達作っとるんよ」
(＾ω＾)「へぇ…」
J('ー`)し「あとねぇ、悩みがある人がいたら一緒に考えてあげたり」
(＾ω＾)!!「ほぉ…」
J('ー`)し「祈ってあげたりするの」
(;＾ω＾)(…やっぱりそっちか…)
J('ー`)し「学校で苛められたりしてる子も来るんよ」
(;＾ω＾)(そんなとこ行く前に何か他に手立て無かったのかよその人…。けどこの人ら皆で仕返しに来たら怖そうだよな…)
J('ー`)し「合唱会とかもするんよ。メッチャ綺麗やで～」
(;＾ω＾)「はぁ…」(何歌うんだろ…グレゴリオ聖歌とか歌ってそうだけど、聞きづらいな)
J('ー`)し「ホンマええとこやから、友達に誘ってあげ！」
(;＾ω＾)「そうですねー(考える振り)」
(俺の青春を闇に葬る気か！)

孫の話とかされて暫く、もう一人のおばさん登場
こっちはなんか上品ぽい。ギラギラのサングラスかけててどこ見てるか分からない。

軽く会釈したらそのままおばさんの隣に座った。
俺視界に映ってねーよ!!サングラスには映ってんのに視界に映ってねーよ!!

そのままおばさんと話して、なんとなく解放された感じ。話してる内容が気になったけど、聞こえなかった。かなり残念。

脳内でケロdestinyを再生したままおばさんらの降りる駅へ。携帯出したら前みたいに何か聞かれてアドレス変えるはめになりそうだから仕舞っておいた。

別れ際
J('ー`)し「じゃあ気ぃ付けて行くんよ。分からなくなったら人に道聞いて。聞くときはおばさんとかおじさんにしぃよ」
(＾ω＾)(あと創価じゃない人ね)


それでおしまい。
今はボタン押さないとドア開かない電車に乗り換えて田んぼと山に囲まれながら、圏外にイライラしながら携帯いじってる。


あれ？創価ってそんなに悪くないような…(゜Д゜)